Inspiration

営業の世界では、「トップセールスのノウハウは属人化する」という課題が長年解決されていません。 商談が終わった後、何がよくて何がダメだったのかを 客観的かつ即座に フィードバックしてもらえる環境は、ほとんどの営業パーソンには存在しません。

「もし、商談直後にトップセールスが隣にいてくれたら?」

そのシンプルな問いが、このプロジェクトのすべての出発点です。 AIによって、そのトップセールスを 誰もが・いつでも・何度でも 呼び出せる仕組みを作りたいと考えました。


What it does

Fast Sales FB は、商談後に AIトップセールスから即座に PDCAフィードバックを受け取れるサービスです。

営業パーソンが商談直後に内容を入力するだけで、以下の4つの観点から構造化されたフィードバックが自動生成されます。

  • Plan:次回商談に向けた仮説・準備すべき内容の提案
  • Do:今回の商談でよかった点・改善点の具体的指摘
  • Check:目標に対する達成度の評価
  • Act:すぐに実行できるネクストアクションの提示

「曖昧な反省」で終わらず、次の行動まで落とし込めるフィードバックループを実現します。


How we built it

  1. INPUT — 商談後、営業パーソンがフォームまたは音声で商談サマリーを入力
  2. PROCESS — OpenAI API(GPT-4o)にトップセールスのペルソナを設定したプロンプトを送信し、PDCA形式で構造化された出力を生成
  3. OUTPUT — PDCAに沿ったフィードバックをわかりやすく表示、次回Planへ自動引き継ぎ

使用技術

  • OpenAI API(GPT-4o):フィードバック生成エンジン
  • Whisper API:音声メモの文字起こし(オプション)
  • Prompt Engineering:トップセールスペルソナの設計とPDCA出力フォーマットの制御

Challenges we ran into

① フィードバックの「曖昧さ」問題 最初のプロトタイプでは、AIのFBが抽象的すぎて「で、何をすればいいの?」となってしまいました。 プロンプトに具体的な出力例(few-shot)を追加することで解決しました。

② トップセールスらしさの再現 単なる「アドバイス」ではなく、厳しくも愛のある指摘ができるペルソナをプロンプトで表現するのに苦労しました。 「あなたは20年のキャリアを持つトップセールスです。褒めるべきは褒め、改善点は具体的かつ率直に指摘してください」という文脈設定が鍵でした。

③ PDCAサイクルの継続性 1回のFBで終わらず、次の商談への 継続的なPDCAループ をどう設計するかが最大の構造的課題でした。 前回の Act が次回の Plan に自動反映される仕組みを実装することで対応しました。


Accomplishments that we're proud of

商談直後という 最も疲弊したタイミング でも使い続けてもらえるよう、入力を最小限に抑えた UX 設計を実現できたことです。 また、PDCAというシンプルなフレームワークをAIと組み合わせることで、属人的だったトップセールスの思考プロセスを誰でも再現できる形に落とし込めた点を誇りに思っています。


What we learned

  • ペルソナ設計の重要性:「AIが答える」のではなく「トップセールスが答える」という設定にするだけで、出力のトーンと具体性が劇的に変わることを体感しました。
  • 構造化プロンプトの威力:PDCAフレームワークをプロンプトに組み込むことで、出力のばらつきを大幅に抑えられました。
  • 入力コストを下げることが最重要:ユーザーが使い続けるためには、いかに入力の摩擦をなくすかが成否を分けると学びました。

What's next for Fast Sales FB

  • CRM連携(Salesforce / HubSpot)で入力をゼロに近づける
  • チーム機能の追加により、個人のFBデータを集約して組織全体の営業ナレッジベースを自動構築
  • スコアリング機能で成長の可視化を実現し、営業パーソンのモチベーション向上につなげる

「すべての営業パーソンに、トップセールスをそっと隣に。」

Built With

  • gpt
  • openai-api
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